新日本プロレス最高峰のリーグ戦「G1クライマックス」7日広島大会のAブロック公式戦で、ジェイ・ホワイト(27)がタイチ(40)を下して4勝目を挙げた。

 セコンド・外道(51)の介入やローブローをことごとく読み切られ、タイチ式外道クラッチ、タイチ式ラストライドで攻め込まれ窮地の連続だ。それでも天翔十字鳳(トラースキック)はレフェリーを盾に回避し回復の時間を得る。再び放ってきた天翔十字鳳をキャッチするとカウンターのブレードランナーをさく裂させて3カウントを奪ってみせた。

 策士をなんとか退けたジェイは「次は誰だった? おお、(高橋)裕二郎じゃないか」と次戦(10日、大阪)のバレットクラブ同門対決を歓迎。「休みと同じようなものだ。これでジェフ(・コブ)とタイチから受けたダメージを回復できるな。アイツは賢いからゲームプランをちゃんとわかっているだろう。いつだってチームプレーに徹し忠実に動いてくれる。Bブロックのアイツ(=EVIL)とはまるで違う」と、堂々と〝無気力試合〟を示唆するかのようなコメントを残していた。