俳優の加藤雅也(57)が20日、東京・浅草ロック座で行われた映画「彼女は夢で踊る」の舞台あいさつに登場した。

 映画は、広島に実在するストリップ劇場を舞台に描く人間ドラマ。

 浅草ロック座で映画の舞台あいさつが行われるのは初めて。主演の加藤は「ここで会見ができるのも我々が作った映画ならではなのかなと思う」と話した。

 今作でメガホンを取った時川英之監督らと作品の企画にも携わったという。

 加藤は「別な映画のキャンペーンで広島を訪れた時に、時川監督と横山雄二さん(アナウンサー)と3人で食事をした。その時に横山さんが『もうすぐ閉館するストリップ劇場がある』と教えてくれて、そこから映画の話が始まった。映画というのは、みんなの思い出の場所とかをフィルムに残していくというのも一つのあり方だと思う。そういったみんなの思い出の場所で映画を撮ることで、なくなっていく場所がフィルムの中に残ったらいいんじゃないのかなという思いから始まった」と明かした。