漫才師西川きよし(74)が漫才の分野で初めて文化功労者に選ばれた。
「漫才は『つなぎ芸』と言われ、お客さんを退屈させずに間をつなぐ芸だった。(大衆芸能に)漫才も加えてもらえ、うれしい」。17歳で吉本新喜劇に入団後、故横山やすしさんに何度も誘われ結成。上方伝統のしゃべくり漫才を全国に知らしめ「やすしさんのおかげ。僕の中ではやすしさんはまだ生きています」。新喜劇看板女優を退き、支えてくれた妻の西川ヘレンにも「目と目が合った瞬間に、号泣に近い」状態だったと感謝。「80歳くらいまでは(舞台に)出たい」と誓った。