大相撲11月場所(11月8日初日、東京・両国国技館)を控えた31日、元大関の小結高安(30=田子ノ浦)が東京・江戸川区の部屋で稽古を行った。この日は荒磯親方(34=元横綱稀勢の里)と相撲を15番取って調整した。

 1年前の九州場所は腰痛のため途中休場し、大関から陥落。今場所は4場所ぶりに三役へ復帰し、大関復帰を狙える位置まで戻ってきた。「また一回りも二回りも成長して、しっかり結果を出したい。また(大関昇進を判断する)審判の皆さんに評価されるように相撲を取っていきたい」(高安)とモチベーションは高い。

 今年7月に演歌歌手の杜このみ(31)と入籍し、年明けには第1子が誕生する。高安は「(夫人のおなかは)少しずつ大きくなっています。子供のことも楽しみにしながら、上を見て取り組んでいきたい」。家族の力を糧にして大関復帰を狙う。