EXILEのボーカル、ATSUSHI(40)が今日2日をもってグループ活動から卒業し、EXILEのメンバーではあるが「EXILE ATSUSHI」としてソロ活動に専念することが分かった。公式サイトなどで発表した。

 2001年のEXILE結成時から第一線で活躍したATSUSHIが、ついにグループ活動に幕を下ろす。「Your eye’s only~曖昧な僕の輪郭~」でデビューしてから約200曲を歌い、11枚のオリジナルアルバム制作、15回のライブツアー開催など、まさにEXILEの歴史を担ってきた。

 3日にEXILEとしてATSUSHIが参加した最後のシングル「SUNSHINE」の配信が開始される(CD発売は12月16日)。さらに4日には4枚目となるソロアルバム「40~forty~」を発売する。

 アルバムのタイトルにあるように、40歳を迎えて考えた結果の結論だ。ATSUSHIは「新型コロナウイルスにより世界中が経験したことのない社会状況になり、あらためて自分の人生を振り返る時間にもなりました。同時に、自分の人生の時間は有限であることを痛感させられ、アーティストとしてもそうですが、一人の人間として、40歳以降の今後の自分の人生について、どう生きていくべきかを考えるようになりました」「次のステージへと進化するために、40歳というのは、歌手として挑戦できる最後のタイミングではないかと感じています」とコメントした。

 ソロとしての目標の一つが世界進出だ。すでにアメリカの人気歌手ブルーノ・マーズなどを手掛ける音楽プロデュースチーム「1500 or Nothin’」とアルバム制作を契約。コロナ禍によって一度ストップが掛ったが、状況を見つつ動きを再開する。「今後の海外での活動を本格化させるのも、いろいろなことを学びながら吸収し、成長していくことも、これからもずっと続けていくことではありますが、大きく羽ばたく時はこのタイミングしかないと感じました」(ATSUSHI)

 12日には7年ぶりの著書「SIGNサイン」を発売。新たな一歩を踏み出した。