トヨタ自動車は2日、フィギュアスケート女子で2018年グランプリ(GP)ファイナルを制した紀平梨花(18)が1日付で嘱託社員として入社したと発表した。通信制の「N高東京」としてきた所属先も「トヨタ自動車」に変更となった。
同社は、冬季長野五輪のゴールドスポンサーに就任して以来、五輪を様々な方向から支援。現在はフィギュアスケート男子の宇野昌磨(22)などをサポートしている。
紀平は「今シーズンからトヨタ自動車にお世話になることが決まり、大変うれしく思います」と謝辞を述べた上で「現在、スイスを拠点に練習をしており、フィギュアスケートは海外の試合も多いため、世界各国に広がるトヨタファミリーの方々に応援いただけることはとても心強く、皆様とコミュニケーションが図れることをとても楽しみにしています。このたび仲間として受け入れていただけるトヨタ自動車に感謝しつつ、人としても成長できるよう精一杯頑張ります。今後とも応援よろしくお願いいたします」と意気込みを示した。
今シーズンは2022年冬季北京五輪のプレシーズン。かつて本紙に「スケート人生で一番大事な試合の1位を目指して頑張っていきます」と語っていただけに、金メダル獲得へ向けて頼もしい援軍が加わった。