大相撲11月場所3日目(10日、東京・両国国技館)、大関貴景勝(24=千賀ノ浦)が幕内霧馬山(24=陸奥)を下して3連勝とした。

 立ち合いから両まわしをとられて不利な体勢となったが、土俵際で突き落として逆転勝利。取組後は「どんな形でも焦らず自分を信じてやることしかできないので、それだけを考えてやりました」と振り返った。

 同年代で勢いのある霧馬山との一番にも「相手はあんまり気にせず、一生懸命やってきたことを発揮して負けたら自分が弱いだけ」と余計なことは考えずに臨んだという。また、相撲内容は「良くないですけど、全部が全部いつも思い通りに行く相撲は取れないので」と話し、すでに4日目以降を見据えている。

 この日、大関朝乃山(26=高砂)が休場し、大関は自身と正代(29=時津風)の2人となった。貴景勝は「しっかりいい結果が残せるように何ができるか考えていければ」ときっぱり。出場力士〝最上位〟として土俵に立ち続けるつもりだ。