国内女子ゴルフの「伊藤園レディス」最終日(15日、千葉・グレートアイランドC=パー72)、67で回った酒井美紀(29=国際スポーツ振興協会)は12アンダーで並んだ古江彩佳(20)とのプレーオフで敗れ、2位に終わった。

 プレーオフ3ホール目、2打目を30センチにつけ、バーディーを確実にした古江に対し、酒井はピン奥6メートルからのバーディーパット。この一打がカップの右にそれ、勝負はほぼ決した。

 入れなければいけない場面だったが「入れにいくのではなく(距離を)合わせにいって入ってくれればというのが私のゴルフ」。敗れはしたが、最後まで自分のスタイルを貫いたことに納得の様子だった。

 6年ぶりの優勝はならなかったが「久々に上位でプレーする楽しさを思い出しました」。今大会はプレーオフも含めて3日間ノーボギー。手応えをつかんで、次戦に向かう。