大相撲11月場所で大関初となる2度目の優勝を飾った大関貴景勝(24=千賀ノ浦)が23日、東京・台東区の部屋でリモートによる会見を行い、婚約者の有希奈さん(28)と結婚していたことを明かした。

 賜杯を手にしてから一夜明け、充実の15日間を振り返った大関は「私事なんですけど、場所前に入籍しまして。頑張っていきたいなと思っていたところだったので良かったと思います」とカミングアウト。元大関北天佑の千葉勝彦さん(故人)の次女で元モデルの有希奈さんとは9月の秋場所前に婚約を発表していた。

 入籍を決めた理由は「純粋に一緒に頑張っていきたいと思ったから」。プロポーズの言葉については「力士だし、そこはいいかなと思ってます」と明かさなかったが、有希奈さんも今場所の優勝を「喜んでくれていた」ようだ。

 普段から「相撲の話は基本しないですね。自分が一番分かっているので」と〝仕事〟は家庭に持ち込まないという。それでも「食事の面とか、そういうところでいろいろやってくれている。これからいい時ばかりではないので、悪いときもあると思うし、そういう中でも踏ん張っていけたらいいなと思います」と言葉に力を込める。

 初場所(来年1月10日、東京・両国国技館)で綱取り初挑戦に臨む大関のプラス材料となるのは間違いない。