【現役放送作家X氏の芸能界マル秘ウラ話】昨年の大みそかに、ビートたけし本紙客員編集長がNHK紅白歌合戦に出演し、自身の若手時代を回想した名曲「浅草キッド」を歌い、多くの視聴者を感動させた。
この曲のタイトルと同名の自叙伝を原作としたネットフリックス映画が、2021年冬に配信される。内容は大学を中退したたけしが東京・浅草のフランス座に飛び込んで芸人修業を開始し、成功するまでの物語。
たけしの師匠である故深見千三郎さんを大泉洋、たけしを柳楽優弥が演じ、監督と脚本は劇団ひとりが担当する。
たけしの映画をひとりが作ることに、芸人たちがザワついている。同じ事務所で同期の有吉弘行は「久々にね、監督するって言ってたね。あいつはたけしさん好きだからね。いいんじゃない。また大変になるけど」とエールを送った。
爆笑問題の太田光は、「『浅草の映画を撮ります』って、アレだったんだね。ビートきよしさんは誰がやるんだろうね。『浅草キッド』って、どの辺を描くんだろう?」と興味津々だ。
東野幸治は「僕、知ってたんですよ。2年ぐらい前かな。たけしさんの特番で、本番前に劇団ひとり君とたけしさんがえらい親密にしゃべってて。何しゃべってんねやろって思って聞いたら、今度『浅草キッド』っていう作品を撮るんで、それにあたっていろいろお話を聞いてたんです、と。許可取りとか、そういうのをしてたんです」という。
憧れのたけしの映画を作ることになるひとりは、本当にうれしいようで「興奮してます! 脚本は6年前から準備していましたが、考えようによってはたけしさんに憧れて芸人を目指したあの日からがこの作品を撮るための準備期間だったようにも思います」とコメントしている。
ひとりは「オレたちひょうきん族」(フジテレビ系)でたけしを見て憧れ、高校1年の時に「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」(日本テレビ系)の「お笑い甲子園」に参加。その後プロとなり、かつてたけしが所属した太田プロダクションへ入った。
バラエティー番組では、たけしを思わせるキャラを何度も披露していて、その言葉にはウソがない。生粋のファンが作るたけし映画が楽しみだ。
☆現役放送作家X氏 1967年、神楽坂に生まれる。23歳の時、ラジオ番組で放送作家デビュー。現在はPTAから苦情が絶えない某人気バラエティー番組やドラマの脚本も手がける。