今年限りでソフトバンクを退団した内川聖一内野手(38)が11日、東京都内の球団事務所でヤクルトと正式契約を結んだ。契約は単年で年俸は5000万円。契約後に取材に応じ「今日は朝から落ち着かないというか緊張してこの場に来ました」と話した。

 ヤクルトを選んだ理由には横浜(DeNA)時代の恩師・杉村打撃コーチの名前を挙げた。また青木、山田哲にも触れて「打撃の参考にできる、お手本になる選手がいるという環境がヤクルトに決めさせてもらった一つの要因」とも語った。

 今年はプロ20年目で初めて一軍出場がゼロ。内川は「内川じゃなきゃ駄目だという状況を自分で作り出せなかった」とした上で「来年は内川が必要だ、という立ち位置を自分でしっかり作れるように」と早くも闘志を燃やしていた。
(金額は推定)