日本でもおなじみ歌手のBoA(34)が17日、向精神薬を正式な手続きを経ずに日本から持ち込んだ不法輸入の疑いで、韓国検察の事情聴取を受けたと報じられた.

 韓国メディアによると、日本で処方された薬を他人名義で搬入して摘発。所属事務所のSMエンターテインメントは「海外支社の社員が正式な輸入通関手続きをせずに医薬品を郵便物として送ったことは事実だが、違法に持ち込もうとしたわけではなく、無知によるミスだった」と、悪意はないと強調している。

 同事務所によると、BoAは不眠に悩まされ、韓国で睡眠導入剤を処方されたが、深刻な副作用が出たため、かつて日本で服用したゾルピデムを含む睡眠剤に切り替えようとした。韓国ではコロナ禍により薬の代理受領が可能であるため、BoAは日本支社の社員に入手させ、郵便物として韓国側に持ち込もうとしたという。

 ところが、該当の医薬品を持ち込むには許可が必要であったため、あっさり通関で引っかかり、今回の〝事件〟に発展した。所属事務所は「最近、捜査機関から連絡を受けて自分のミスに気付いた社員は、捜査に積極的に協力し、2度とこのようなミスを犯さないと約束した」とコメント。BоAも「誠実に事情聴取に臨んでいる」という。

 BoAは先月4日にニューシングル「I believe」を発売したばかり。韓国では今年デビュー20周年を迎え、12月25日放送のテレビ朝日系「ミュージックステーション ウルトラSUPER LIVE2020」への出演も決まっている。

 ネット上ではクスリ関係のワードが並ぶニュースに、心身の健康を心配する声も続出している。