フジテレビの佐野瑞樹アナウンサー(47)が、21日放送の同局系連続ドラマ「監察医 朝顔」(月曜午後9時)第8話で俳優デビューし、レギュラー出演することになった。

同ドラマは上野樹里(34)演じる神奈川県にある興雲(こううん)大学の法医学教室に勤める法医学者の万木朝顔と、時任三郎演じる神奈川県警野毛山署に務めるベテラン刑事の万木平(62)という異色の父娘を中心に描くハートフルなドラマ。朝顔の夫で神奈川県警から長野県警への異動、交番勤務を命じられた風間俊介(37)演じる桑原真也の同僚で先輩の竹岡宏文役を佐野アナが演じる。

佐野アナは94年にフジテレビに入社。報道、情報、バラエティーなど数多くの番組に出演して、ドラマの経験も豊富だ。だが、今までのドラマでは、いずれもアナウンサーやニュースキャスターといった役どころだった。

警察官の制服に身を包み、初めて演技に挑戦する佐野アナは「オファーを聞いた時はアナウンサー役ではないことに驚きました。警官役でほんの少しですがセリフもあると。その日からドラマをやるんだと思い出すたびに心拍数が上がりました。初めてのことですから、役作りなんてありませんし、できません。とにかく台本を読み込んで、自分の役柄、前後のあらすじなど、台本でわかる限りのことを理解しようとするのみです。そして心拍数が上がっていくのみです」と笑っている。

風間との共演については「風間さんは、それはそれは優しく接してくださいました。ど素人の演技を包み込むように対応してくださいました。派出所では椅子から立ち上がったり、自転車に乗ったりしますが、その1つ1つの動作が普段とは違うものになってしまったり、やってみると難しいものだなと、餅は餅屋だと痛感しました。ど素人の演技を見て笑っていただきたいと思います。竹岡という“町のお巡りさん”の雰囲気が少しでも出ていればいいなと思います。私のシーンは少しだけ我慢していただいて、全編ぜひご覧ください」と話している。