武内直子さんの人気マンガが原作のアニメ「美少女戦士セーラームーン」シリーズの新作劇場版アニメ「美少女戦士セーラームーンEternal」の前編が1月8日、後編が2月11日に公開される。「デッド・ムーン編」が前後編で描かれ、セーラー戦士を追い詰める敵のアマゾネス・カルテットが登場することも話題になっている。アマゾネス・カルテットの声優を務めるのが、花使いのセレセレ役の上田麗奈さん、玉乗りのパラパラ役の諸星すみれさん、軽業師のジュンジュン役の原優子さん、猛獣使いのベスベス役の高橋李依さんの4人だ。歴史のある作品ということもあり、本作のアフレコは挑戦になったという。4人に「美少女戦士セーラームーン」への思い、アフレコの様子を聞いた。
ウナギノボリ
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原さん (最初に話を聞いた時は)信じなかったです。「決まりました」と言われ「本当に私の名前でしたか? 絶対ウソだ!」って。香盤表をいただいて、本当!?となったんです。それまで、ガセだと思っていました。
諸星さん 素直にすごくうれしかったです。「美少女戦士セーラームーン」は、リアルタイムでは見てはいなかったんですけど、姉やいとこがごっこ遊びをしているのを見ていました。だから、信じられない気持ちでした。姉からも「すごいね!」と言われ、家族も喜んでくれました。
上田さん すごくうれしかったのと同時にプレッシャーも感じました。小さい時に見ていた作品ですし、いろいろと考えるところもありました。スタッフの皆さん、4人の感覚を大切にしながら、挑む気持ちでやってみよう!となりました。
高橋さん まずオーディションがあることに驚き、チャンスをいただけたことがうれしかったです。そして決まってからは逆に、1990年代前の作品も大切にして、役者としてキャラクターも大切にする。どうやって両立するべきか?と考える日々でした。
原さん 初共演の方ばかりでしたし、いっぱいいっぱいでした。イメージはしていましたが、皆さんが演じているのを見て、すごい!絵のイメージのままだ!!となり、私も頑張ろう!という気持ちでした。
諸星さん 最初はすごく緊張していたのですが、4人で「セーラームーン」や小さい頃に遊んでいたおもちゃについて話して、盛り上がりました。年齢が違っても盛り上がれる作品ってすごいな!と改めて感じました。私は、オーディションの段階で1990年代アニメのアマゾネス・カルテットの映像をかなり見ていたんです。いざ現場に行ってみると、こんなアマゾネス・カルテットに入りたい!と思っていた雰囲気だったんです。緊張していましたが、すぐにチーム感ができ、伸び伸びできました。
上田さん 私も最初はすごく緊張していましたが、みんなキャラクターにぴったりで、懐かしさも感じつつ、新しいアマゾネス・カルテットにもなってることが刺激になって、もっと頑張らないと!という気持ちで挑みました。アマゾネス・カルテットの4人は自由奔放ですが、現場はチームワークを感じました。朗らかで、すごく居心地がよかったです。
高橋さん 同じものに挑んでいる安心感がありました。みんなが同じタイミングでアマゾネス・カルテットに向き合っていることがうれしかったんです。正解のない演技というものに、みんなで挑んでいると思うとすごく力になって、同じチームになれたことがうれしかったです。一人じゃなくてよかった。
高橋さん 純粋に楽しかったです。「セーラームーン」ってやっぱり楽しい!って。久しぶりに見て、また夢中になりました。あの時のキラキラだ!と子供の頃に戻ることができました。
上田さん 私も子供の時のワクワクドキドキはいくつになっても変わらないと感じました。変身シーンを見て、ああ、これこれ!となったり。子供の頃は、ストーリーの深みまで分かっていなかったけど、大人になって見ると、こんなに立派な女性たちだったんだ!とキャラクターをより深く理解できました。見習う部分も多く、感動するし、キャラクターへの愛がより深まりました。心が浄化されるようなところもありました。
諸星さん (完成した作品を初めて見た際)こんなに緊張した試写会は初めてで、震えました。憧れの作品から自分の声が聞こえた時は、不思議な感覚でした。憧れの作品から、自分の声が聞こえることに実感がなかったんです。ちびうさちゃんが大人に憧れる気持ちが、子供の頃の私もそうだったな……となったり。大人になって見ると、ちびうさちゃんが可愛くて仕方がないですね。見方が変わって、どの世代でも楽しめる作品ってこういうことなんだなと感じました。女の子の憧れが詰まった作品です。余韻がすごくて、変身したくなっちゃいました。
原さん 光が強すぎる! キラキラしている!! 映画を見たら、落ち込むのをやめて、前向きに生きようと思いました(笑い)。子供の頃、レイちゃんが好きだったのですが、台本を読んで、はああ!となって、試写会で見て、さらにはああ!となりました。何回も楽しめます。自分の年齢を忘れて楽しめる魔性的な何かがあるんですね。
高橋さん 先輩方が、キャラクターのどんなところを大切にしながら演じていらっしゃるのか、愛情がダイレクトに届いてくるような感覚で、先輩方のお芝居で胸がいっぱいになりました。
上田さん 私はファン目線ですけど、ポジティブな気持ちをいただける作品だと改めて感じました。過酷な状況も描かれていますが、どのシーンを見ても元気をもらえます。お芝居、演出などの熱量がすごくいんです。病みつきになるんですよね。こんなに勇気、元気をもらえる作品には、なかなか出会えないかもしれません。大人になって、よりキラキラを感じたところもありました。
諸星さん 変わらないもの、新しいものの融合がすてきですよね。セーラー戦士の皆さんの声は特別です。今回、私たちが参加させていただき、これまでのお芝居も踏まえて、演じる中で、歴史のつながりを感じました。
原さん 「セーラームーン」の台本は、語尾にハートマークや星マークが付いていることがあるんです。アマゾネス・カルテットもそうです。キラキラしているんですね。キラキラがちりばめられているから、ハードな展開でも重くなりすぎない。お芝居の細かいニュアンスによるところもあるのかもしれません。そこは、私も自分なりに演じたつもりです。
原さん ものすごく元気をもらえます。「美少女戦士セーラームーン」と一緒に暗い気持ちを吹き飛ばして、輝いてほしいです!
諸星さん 元気で自由奔放なパラパラを演じて、楽しかったです。アマゾネス・カルテットの魅力を皆さんにお伝えできればうれしいです。理想と憧れを表現した作品なので、たくさん元気をもらって「美少女戦士セーラームーン」と共に日々を過ごしていただければ。
上田さん やっぱりこの子が好きだな!と楽しめますし、これまで「美少女戦士セーラームーン」を見たことがない人でもキャラクターを掘り下げているので、きっと共感したり、推しができたり、楽しめる要素がたくさんあるはずです。性別、年齢関係なく楽しめるので、ぜひ見てください。アマゾネス・カルテットも無邪気で可愛いです。
高橋さん アマゾン・トリオがすごく魅力的なんです。でも、それに負けないくらいアマゾネス・カルテットも魅力的ですよ! ぜひ大きなスクリーンで、私たちのとりこになってください。
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