巨人の宮崎春季キャンプが1日から始まり、村田修一野手総合コーチ(40)が初日から猛ハッスルしている。

 午前中には投手と野手が4組に分かれ、内野の3か所と外野でそれぞれノックを受けた。コーチ陣も1時間以上にわたってノックを打ち続けたなか、ひと際野太い大声をとどろかせていたのが、村田コーチだった。

 捕球をミスすれば、3球のペナルティーが追加されるシステムで、村田コーチは〝エラー〟した畠を「腰落とせ、オラァ!」と一喝。ムードメーカーでもある若手捕手の岸田は、打球が股間を直撃して悶絶するなど、時間を追うごとにナインの疲労は色濃くなっていった。

 終盤になると、ユニホームは全身泥だらけとなり、無尽蔵のスタミナを誇る岡本もヘロヘロに…。それでも、村田コーチのゲキは続き「(岡本)和真! 笑いでごまかすな、オラァ!!」と容赦なしだ。

 最後は畠も「3000(メートル)を走った気分です。勘弁してください…」とグッタリ。コロナ禍で無観客となり、スタンドは静まり返っていたが、グラウンド内は熱気に満ちていた。