歌手の角川博(67)が、2日「節分の日」に都内でリモート豆まきのユーチューブ配信を行った。

 緊急事態宣言下でイベント中止が相次ぐ中、「出掛けることもままならない皆さまを元気づけたい」と、今回の代理豆まきの企画を実施。一世を風靡している国民的アニメ「鬼滅の刃」の主人公を彷彿とさせる市松模様のド派手なスーツに身を包み、「竈門炭治郎です」とボケながら登場した。

 あいさつの途中で鬼が現れると「なんだよ! 安い仮面かぶりやがって! もう少し金かけろよ!」と角川節で一喝。インベーダーのような動きで入ってきたコロナ面の鬼が出てくると、「コロナ退治! 鬼退治してやるぞ!」と日本刀のレプリカを手に立ち上がり、「鬼は~外!コロナ~外!」のフレーズを威勢よく、「福は内」は脱力気味に、抑揚たっぷりに豆を撒いた。
 
 さすがは甲子園出場経験もある元野球部。抜群のコントロールで豆が命中し、そそくさと退散する鬼を追いながら「金かけろ~」の声と共にフレームから消えていった。コミカルな動きにスタッフたちからも笑いが起こる。

 鬼を追い払った角川は「コロナも鬼も行っちゃいました。皆さんご安心くださいませ。みんなで良い年にいたしましょう!」と締めくくるかと思いきや、「良い年にするには…『雨の香林坊』、ひとつ皆さんで歌って頂いて。歌うだけじゃダメですよ。購入して頂いて、覚えて頂ければと」と、ちゃっかり新曲の宣伝をしつつ「そうしないと、成敗いたします(笑い)。よろしゅう!」とおどけながら締めくくった。

 ユーチューブにアップされた映像には〝おまけ〟として、得意のモノマネで豆まきをした小林旭バージョンと美空ひばりバージョンも公開されている。