米女優グウィネス・パルトロウ(48)が昨年、新型コロナウイルスに感染していたことを公表した。

パルトロウは新型コロナによるパンデミック初期に罹患(りかん)していたこと、1年近く経った現在も疲労や物忘れなど後遺症に苦しんでいることを、自身のライフスタイルブランド「Goop(グープ)」の公式サイトで明かしている。パルトロウによると、1月に検査を受けたところ体内の炎症レベルが非常に高いことが判明し、その分野の第一人者であるコール博士の診断で一般的な患者よりも回復に時間がかかるケースであると告げられたという。

感染後は食生活の改善に取り組んでいると明かし、断食を取り入れつつ植物性食材を中心とするケトジェニック・ダイエット食に切り替えたとパルトロウ。厳格なものではなく、肉や魚を食べることはできるが、砂糖とアルコールは口にしていないという。一方でいろいろな食事に挑戦しているようで、砂糖不使用のキムチも試していることを明かしている。

食事療法以外にも朝のワークアウトや遠赤外線のサウナなども生活に取り入れ、「すべて癒やしに役立っている」と語っている。食生活を改善したことで肌の調子が良くなったことも明かしており、「2021年はメークをする必要のない年にしよう!」と前向きにとらえているようだ。

パルトロウは2011年に、コロナを予言していると話題になった謎の致死率が高いウイルスが香港から世界中にまん延してパニックになる映画「コンテイジョン」で最初に感染した患者を演じている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)