元ブラジル代表MFのロナウジーニョ氏(40)の母ドーニャ・ミゲリーナさんが新型コロナウイルス感染による合併症で死去した。71歳だった。

 ミゲリーナさんは昨年12月に感染して入院。その際にはロナウジーニョ氏が自身のSNSで「私たちは彼女が回復するために闘っている。彼女は集中治療室にいて、できるかぎりの治療を受けている」と報告していた。その後ブラジル・ポルトアレグレ市内のマンイデデウス病院で懸命の治療が続けられていたが、20日に亡くなった。

 ロナウジーニョ氏の古巣であるブラジル1部アトレチコ・ミネイロは訃報に際し「アトレチコファミリーは喪に服していて、彼らのアイドルと痛みの瞬間を共有している。神が両手を広げてあなたを迎え私たちの心を慰めますように、永遠のエース。安らかに眠ってください、ドナ・ミゲリーナ」と声明を出した。

 ロナウジーニョ氏自身も昨年10月に感染したが、その際はベロオリゾンテでのイベントに参加する前の検査で判明。無症状だったため入院はせず隔離措置が取られていた。

 ブラジルでは新型コロナ禍の変異種が猛威を振るうなど感染の勢いは増すばかりで、その深刻さが改めて浮き彫りになった。