吉本新喜劇の辻本茂雄(56)が27日、京都・よしもと祇園花月特別公演「三人組の茂造」(4月27日~5月10日)のオンライン取材会に出席した。

人気キャラクター「茂造」の特別公演は09年から上演され、今年で13年目。昨年の「茂造の手紙」は新型コロナウイルスの影響で中止。今回は12回目で、2年ぶりの特別公演となる。辻本は「今の時代ですから、楽しい新喜劇をしようと思って」と話した。

中止となった「茂造の手紙」から演目を変更。「-手紙」には、たくさんの子どもが登場することから、辻本は「それはちょっと早いかなと思って、台本を書き直した」と明かした。

これまでは35~40人が出演していたが、人数を制限し、今回初めて21人で上演。「3密」を避けてパートごとに稽古したという。換気のために扉を全開にして上演する予定。

今作は、茂造が初めて3人組に変身して登場。2組の親子の憎しみと絆を描く感動の物語で、茂造がその感動も笑いに変えていくストーリー。辻本は「辻本茂雄が借金取りとか、いろんなパターンで演じている3人組のローテーショントークがあって、その中に茂造が参加したらどうおもしろくなるか。いつも辻本茂雄がやっていることを茂造がやるという違いが見どころ」と語った。

今回も出演者オーディションを開催し、合格した富樫世羅さんの出演が決まった。辻本は「どうしても難しい役だったので。1人1人、ソーシャルディスタンスをとってオーディションをしました。21人で頑張りたいと思います」と意気込んだ。

また、大阪・なんばグランド花月で7月26日~8月1日まで「辻本新喜劇公演」を行うことも発表した。