22日に30分拡大で放送された、女優上野樹里(34)主演のフジテレビ系連続ドラマ「監察医 朝顔」(月曜午後9時)の最終回の視聴率が23日、13・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と分かった。前回の13・0%より0・3ポイント、アップした。

初回から13・8%、10・3%、12・1%、12・4%、10・0%、11・4%、9・5%、10・1%、10・2%、10・9%(新春SP)、12・4%、10・2%、12・6、11・6%、11・8%、10・5%、11・1%、12・4%、13・0%だった。

19年7月期ドラマの第2弾。87年4月スタートのフジテレビ系のドラマ枠「月9」では初の2クール放送。昨年7月開始の予定が、新型コロナウイルス禍で同11月開始となった。

万木朝顔(上野)は神奈川県にある興雲大に勤める法医学者。横浜・野毛山署の元刑事だった父・平(時任三郎)は認知症の傾向が見られ、2011年(平23)3月11日に東北の海沿いにある仙ノ浦の実家に帰省中に、東日本大震災に巻き込まれた母の里子(石田ひかり)の遺体は遠く離れた青森で見つかっていた。

朝顔は平の元部下だった神奈川県警捜査一課の刑事・桑原真也(風間俊介)と結婚して、5歳になる娘のつぐみ(加藤柚凪)に恵まれていた。朝顔は、自分たちの結婚式の記憶をなくしている平らのために、再び式を挙げることを考えていた。

最終回で、野毛山署強行犯係の森本(森本慎太郎)が“ほおにやけどの痕がある男”に刺され、血まみれの状態で発見された。自宅でその知らせを受け、捜査本部へと向かう桑原。刑事時代の最後の相棒だった森本が刺されたことに憤る平も、事件現場に行きたいと朝顔に頼む。

山倉(戸次重幸)たち野毛山署の刑事たちは、森本が刺された現場周辺で犯人につながる痕跡を探していた。山倉は、朝顔とともに現場にやってきた平に、2011年に起きた三田村一家殺人事件と、その三田村邸で最近発生した男性殺害事件との関連性にも言及する。

一方、興雲大学法医学教室では、茶子(山口智子)の協力も得て、三田村一家殺人事件に関する当時の解剖資料や、関連した論文などを検証しなおす。桑原は、管理官の五十嵐(松角洋平)とともに、三田村一家殺人事件の容疑者として逮捕されたものの、証拠不十分で不起訴になった市川(平原テツ)から話を聞く。ところがその直後、森本を襲った“ほおにやけどの痕がある男”が新たな凶行におよんだ。