フランス1部パリ・サンジェルマンのブラジル代表FWネイマール(29)が、3日のリール戦でブチ切れ退場劇を起こした。
ネイマールは負傷から約2か月ぶりに先発復帰となったが、0―1で敗れた上に厳しいマークに我慢することができず、2回の警告での退場処分となってしまった。後半3分にMFバンジャマン・アンドレ(30)からファウルを受けると、アンドレに詰め寄り、顔に手を出してしまい、主審にイエローカードを提示される。
その後もファウルも辞さない厳しいディフェンスにフラストレーションは溜まる一方。後半44には、左サイドでDFディアゴ・ジャロ(20)の激しいチャージに遭い、ボールがタッチラインを割ると、ジャロを突き飛ばして警告2回目で退場。ジャロのプレーにも2回目の警告が与えられ、ともに退場処分となった。
フランス紙「レキップ」によると、その後も2人の怒りが収まらず、言い合いをしながらピッチを下がっていった。するとスタジアムの建物に入ったときに、ネイマールがジャロを小突いて相手が応戦しようとするも、数名のスタッフが両者の止めに入ってこれ以上のトラブルにはならなかった。
これで今季2度目の退場処分。両チーム5枚のレッドカードが出された9月13日のマルセイユ戦以来だ。このときは、DFアルバロ・ゴンサレス(31)から激しい口論を展開していた。今季は負傷もあり、華麗なプレーより相手選手との〝バトル〟が目立ってしまっている。