松戸競輪場では20日、ミッドナイト競輪「第5回オッズパーク杯」2日目を行う。初日(19日)の特選9Rをまくりで制した清水一幸(34=徳島)が、あの超新星について語った。

 初日特選は逃げる渡辺直弥(24=静岡)の3番手を確保すると、2角まくりで圧勝。前回高知を落車で途中欠場していたが、不安を払しょくした。「組み立てだけはしっかりしようと思ってました。このメンバーで勝てるとは」と自身も驚きの勝利と喜んだ。

 息を弾ませながら、あの男との練習の成果と明かした。「119期の犬伏湧也(25=徳島)と練習させてもらっているんですが、ヤバイです」。在所1位で前評判の高い犬伏だが、看板にたがわぬ強さだという。

「島川(将貴)や久米(康平)も離れるくらいです」

 S級で活躍する自力選手たち相手ですら、力の差を見せつけることもあるという。そんな犬伏は来月1~3日、静岡競輪場で開催される「ルーキーシリーズ2021」でプレデビュー予定だ。

 見てほしいのは「顔と体のバランスが全然あってないんです。メチャクチャ好青年の顔に、いかつい体。スクワットで200キロくらい上げますから」と、かなりのアンバランスだという点だという。一流商事会社のエリートのような顔をしながら、ボディービルダー級の肉体は見逃せない。

 なお、2日目(20日)の清水は準決7Rに出走する。