DeNAが22日の中日戦(横浜)にも敗れてドロ沼の10連敗。三浦監督は「みんな一生懸命やった結果なので仕方ない。終わったことは変えられない」。これで今季24試合で3勝17敗4分となり「暗黒時代突入か?」と、チーム周辺に何とも嫌なムードが漂っている。

 球団OBで本紙評論家の遠藤一彦氏も「とにかく投打の歯車がかみ合わないというか、負け方が悪い。ここまでの連敗にしたって、ようやく合流できた外国人は打たないわ、信じて出した投手が打たれるわ、不運なエラーもあるわ…で、三浦監督がかわいそう。はっきり言って打開策は見当たらないし、こうなったら『誰が監督やっても結果は同じだ』というぐらい開き直って、自分が思うようにやったらいい。いちいち落ち込んで考え込む必要はないですよ」と、三浦監督を思いやった。

 ただ、ここまで負けが込むと三浦監督の体調問題も気になってくるところだが…。遠藤氏によると「三浦監督は若いころに病気(肝機能障害)はしているけど、それは(ストレスがダメージとなる)胃じゃないからね。胃は健康なはずだから、まだまだ大丈夫でしょう。ベンチでの表情を見ていても、そこまで心配するほどじゃない。メンバー的に若いチームだから、なかなか流れを変えることに苦労しているようだけど、これまで『暗黒時代』と言われたころよりは全然希望はあると思っています。山崎もまだ本来のボールではないが、徐々に復調してきているし、ソトとオースティンが打ち出すまで、とにかく我慢です」と、悲観的になりすぎる必要はないという。