菅田将暉(28)が主演の日本テレビ系ドラマ「コントが始まる」(土曜午後10時)が17日にスタートした。

同作は、菅田、有村架純(28)仲野太賀(28)古川琴音(24)神木隆之介(27)と世代を代表する豪華なキャスト陣が集結。5人を中心とした青春群像劇となる。

菅田、神木、仲野の3人は、売れないお笑い芸人のトリオ「マクベス」を演じる。3人がネタ作りにいつも集うファミリーレストランのウエートレスを有村が、有村の妹役を古川がそれぞれ演じる。

「マクベス」の3人がドラマ冒頭でコントを披露し、残りの53分間の物語の重要な伏線としてつながるという斬新な構成で物語が紡がれる。

クランクイン前の5人に話を聞く機会があった。その場で「マクベス」の3人が、コントを披露することについて思いを明かしていた。3人の普段の関係性について菅田は「神木くんは特攻隊長なんです。おれは2番手で、うしろに大ぼけで太賀」と説明。その言葉どおり神木は「コントはね、綿密だよね」と切り出し「ネタを作ってすごい練習をして、このタイミングの方が面白いんじゃないかとか。それこそ落語みたいに、何百回もそのネタをやって進化させて、その最終形態があった上でアドリブがあって。お客さんの新しい笑いがうまれたり…」と熱弁した。

菅田は「今神木くんがいったことが全て」とだけコメントし笑わせた。続けて神木が「学生の時に、友達に笑ってほしいし、お互い楽しく過ごせればいいなって思っていたけど、笑わせるのってすごく難しい。挫折した。だから、おれは笑わせるのは無理だから笑われればいいんだってバカなことをたくさんしてきた。笑わせるのって難しいですよね」と自身の“笑いの歴史”について語ると、仲野は「全て神木君がいってくれました」と菅田にかぶせて再び笑わせた。

その上で菅田はコントと演技の違いについて「お客さんがいるかどうかが違う。対象物がまず違うし、目的がちょっと違う」と持論を展開。

仲野は「笑わせることは好きなので、やってみようかなとは思います。正解は分からないですけど、ゴールは決まっている。笑ってもらえばいい。俳優がコントをやっているんじゃなくて芸人がコントをやっているお芝居をできたら」とまとめた。

クランクイン前にもかかわらず、3人の掛け合い、関係性は◎。世代随一の実力派3人が、どんなコント、演技を見せてくれるのか楽しみだ。【佐藤成】