俳優の谷原章介(48)が28日、「めざまし8」(フジテレビ系)に出演。「紀州のドン・ファン」こと和歌山県田辺市の資産家・野崎幸助さん(当時77歳)が2018年に不審死した事件で、多量の覚せい剤を摂取させて殺害した疑いで元妻・須藤早貴容疑者(25)が和歌山県警に逮捕されたことについてコメントした。

 野崎さんと須藤容疑者は18年2月8日に結婚したが、2人は同居することなく野崎さんは和歌山、須藤容疑者は東京で別々に生活。番組の独自取材によると野崎さんはそのことに腹を立て「こんな状態が続くなら離婚するぞ」と怒っていたという。すると須藤容疑者は慌てて和歌山に戻り掃除などしたことがないのに家政婦と一緒に掃除機を買いに行ったという知人の証言を紹介。

 そして、その数日後の18年5月24日に野崎さんは亡くなった。掃除機の購入について警察も詳しく捜査中という。

 防災コンサルタントで元警視庁刑事の吉川祐二氏は「掃除機があるのに購入している。そのことから考えると今回の犯行に使うために購入した可能性が非常に高い。(仮に)覚せい剤がこぼれたりします。それを家にもともとある掃除機を使ってしまうと、掃除機の中を調べられてしまう。捕まったから言えることなんですが、相当緻密な計画は立てられていた。犯行後に自分が追いかけ回されることも計画の中に入っていたと思う。ですからあれだけ黙っていた。場合によっては第三者の協力者がいるかもしれません。自分がしゃべることによってほころびが出ることも考えていた」と推測した。

 計画犯行説について谷原は「わからないのが、結婚して3か月で急死をした場合、まっさきに疑われるのは自分だって分かってるわけじゃないですか。その掃除機も家政婦と買いに行ってる。その時点で緻密なのか、ずさんなのかすごくアンバランスな感じします」と疑問を投げかけていた。