第25回手塚治虫文化賞(朝日新聞社主催)の受賞作と受賞者が28日発表され、マンガ大賞に選ばれた漫画家の山下和美さんらがコメントした。

山下さんは「ランド」(講談社)で大賞を受賞。同日早朝にツイッターで「手塚治虫文化賞。ありがとうございます。まだ寝床ですが本当に嬉しいです。指が疲れてスマホが顔に落ちます」とコメントした。

新生賞は「葬送のフリーレン」(小学館)の山田鐘人さん(原作)とアベツカサさん(作画)が選ばれ、アベさんはツイッターで「手塚治虫文化賞 新生賞 ありがとうございます。これからも頑張ります!」とした。

手塚治虫さんの長女で手塚プロダクション取締役の手塚るみ子さんは「受賞されました先生方へ、心よりお祝い申し上げます」とツイートし、その後の投稿でも各受賞作家を個別に祝福。また、「手塚治虫文化賞の授賞は、作家だけではなく、作品に携わった編集担当者はじめ、すべての関係者を讃え贈られる賞であり、最大級の感謝です。また受賞ならずともノミネートされた全ての作品にも感謝を。そしてマンガ文化への励みとなりますように」とした。

なお、第25回手塚治虫文化賞のそのほかの受賞作・受賞者は、特別賞は社会現象を起こした「鬼滅の刃」(集英社)の吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)さん。短編賞は「消えたママ友」(KADOKAWA)と「妻が口をきいてくれません」(集英社)の野原広子さん。