「あぶない刑事」シリーズ30年を締めくくる最後の映画「さらば あぶない刑事」(村川透監督)が30日に公開初日を迎えた。

 シリーズのファンの間で“聖地”と呼ばれる東京・丸の内TOEI1には、多数のファンが駆けつけ、劇場前の歩道は通行が困難なほどの行列ができた。

 さらに、舘ひろし(65)演じるタカこと鷹山敏樹、柴田恭兵(64)演じるユージこと大下勇次になりきったファン12人が「さらば あぶない刑事」で復活した2人の愛車・日産レパードで劇場前に乗り付け、記念撮影をする一幕もあった。東映関係者が「キャストの皆さんが、そろそろ劇場入りするので」と言うと、ファンたちは「すぐ駐車場に止めに行きます。映画を見るので」と言い、すぐにその場を去ったという。