ツインズの前田健太投手(33)は16日(日本時間17日)に本拠地ミネソタでのアスレチックス戦に先発し、4回0/3を8安打5失点(自責点3)2三振1四球だった。打者19人に89球。勝敗は付かずチームは6―7で敗れた。

 4―1の5回だった。下位打線を追い込んでから甘く入った勝負球を捉えられた。先頭の7番ピンダーにカウント1―2から外角のスプリットが落ちずに右中間へ二塁打され、続くマーフィーは2球で追い込んだ3球目の真ん中スライダーを左前適時打。9番アンドルスにもカウント1―2からツーシームを右前へ運ばれた。

 ここで投手コーチがマウンドへ。前田は屈伸してひと呼吸置き、1番キャンハとこの日3度目のマッチアップ。カウント1―1から外角低めのツーシームをゴロで三遊間を破られて無死満塁となりお役御免。4連打を浴びて渋い表情でマウンドを降りた。2番手が残した走者全員を生還させて4―5と逆転された。

 アスレチックスとは今季2度目の対戦。敵地で行われた4月21日(同22日)は3回を投げて3本塁打を含む8安打7失点と大炎上。この日は毎回走者を出しながらも4回まで1失点と粘ったが、制球が甘くなった5回に4連打を許してまたもKOされた。

 この日を含めて8試合で2勝2敗、防御率5・26と苦しむ前田。自分の投球を取り戻すことはできるか。