意地の一発を放った。DeNA・伊藤光捕手(32)が18日、中日戦(横浜)で今季初本塁打をマークした。

 5点を追う8回、先頭で打席に立つと相手の3番手・祖父江に追い込まれながら135キロのチェンジアップを振り抜き、左翼席へ叩き込んだ。

 この日、一軍初合流を果たし、5回から代打で途中出場。昇格後、即座にバットで存在感を示した。

「何がなんでも出塁しようと思い打席に向かいました。打った瞬間いい手応えだったので、ホームランになると思いました」とコメント。  

 春季キャンプは一軍も開幕は2軍スタート。左脚ふくらはぎの故障もあったが、この日から自身にとって約2か月遅れの〝開幕〟となった。

 しかしチームは1―5で敗戦し、今季3度目の5連敗。エース・今永とともに一軍初合流を果たした扇の要の奮起で何とか〝負の流れ〟を止めたいところだ。