昨年1月、胆管がんのため死去した石井光三社長(享年83)の追悼公演が5日から都内で始まる。

 4日、大平サブロー(59)ら出演者が集合し、改めて思いを語った。会場ロビーには石井社長の等身大パネルが飾られ、最も近い存在だったラサール石井(60)は「社長がここにいれば大声で『君らもようやるな。また赤字になるがな』と叫んでいると思います」と、タレントとしても活躍した故人のものまねを交えてしのんだ。

 演目の「星屑の町」は石井社長のプロデュースで、売れない歌謡コーラスグループの悲喜こもごもを描く。初演は20年前。途中参加の戸田恵子(58)が「もともとの大ファンで出させてもらうことになりました」というように、石井社長の人望もあって、芸能界にファンが多い。ラサールは「客席の方が豪華な場合もある」。サブローも「さんまさんも来るそうです」と明かした。