演歌歌手岩本公水(45)が28日、秋田・羽後町の実家で田植えを行った。デビュー翌年の96年から毎年のように行う恒例行事だ。

「地元後援会の人たちが、いつも駆けつけて支えてくれています。昨年はコロナの影響で私は田植えに参加できなかったけど、今年はできて良かった。世の中が少しずつ良くなっていると感じられました。今日はみんながコロナワクチンの順番を楽しみにしていたのが印象的でした」。

「公水こまち」と命名した地元ブランド「あきたこまち」を、秋の収穫時期まで、両親が岩本の新曲「しぐれ舟」などを聴かせる“胎教”で、おいしいお米に育て上げていく。

収穫した米で、地元の日本酒メーカーが18年から毎年、日本酒「歌酒 公水」を作っている。「私の歌とお酒と両方で多くの人を酔わせたい」と楽しみにしていた。

また、昨年から秋田県で続いている記録的な大雪への被害支援活動として、コロナ対策の除菌ボトル(容器のみ、ストラップ付き)を販売。自身で描いた笑顔のマスコットシールをはり、1本1000円。これまでに600本以上を売り上げて約60万円が集まった。40万円は既に実家のある羽後町などに寄付している。