去就が注目されるイタリア1部ユベントスのポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(36)の移籍先に、ジョゼ・モウリーニョ監督(58)が就任したローマが急浮上してきた。

 ロナウドは今オフのユベントス退団が決定的になっており、古巣のイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドやスペイン1部レアル・マドリードのほか、フランス1部パリ・サンジェルマンなどが新天地候補に挙がっている。

 そうした中、移籍先としてダークホースが現れた。イタリア紙「スタンパ」は「ポルトガル人選手の給料はマンチェスターUでさえ怖がらせるが、怖がっていないように見えるのはモウリーニョだけだ。彼はロナウドの意図を理解するためにロナウドに電話をかけた」と報道。モウリーニョ新監督が〝直電〟でロナウドを口説いたという。

 モウリーニョ監督はRマドリード時代にロナウドを指導し、リーグ制覇も経験している。当時は不仲も指摘されたこともあったが、モウリーニョ監督は退団後にロナウドについて「ゴールを量産する機械のような選手だ。私にタイトルを獲らせてくれた選手を忘れるはずはない。私が彼を助けた部分もあるだろう。お互いが助け合って、史上最高のバルセロナを相手に勝ち点100を獲得する歴史を作ったんだ」と絆の深さを語っている。

 愛弟子とのタッグ再結成を熱望する名将の願いは実現するのか注目が集まる。