ナイター飯塚オートのGⅠ「第64回ダイヤモンドレース」は12日がシリーズ4日目。9~12Rで準決勝戦が行われる。準々決勝戦が争われた3日目は湿走路での激突となったが、外来の雄・鈴木圭一郎(26=浜松)がただ一人3連勝と負け知らず。田中輝義(40=飯塚)、竹中修二(44=飯塚)、越智尚寿(47=飯塚)の3人も初日からオール2連対を守る奮走を見せる。そして、シリーズ連覇を目指す荒尾聡(39=飯塚)もこの日、お待たせのシリーズ初白星を挙げて臨戦態勢を整えてきた。

 準決勝戦で注目したいのは高宗良次(33=飯塚)だ。湿走路の3日目6R準々決勝戦で、雨巧者・竹谷隆(48=飯塚)に続き、2着で準決勝戦入りを決めた高宗は「ミッドナイトの失敗が生きました」と笑顔。「他場で良かった雨セットでミッドナイトを走ったら、走路が食いついて合わなかったんですよ。だから今日(3日目)はそのセッティングからトルクを求めて調整していきました」と過去の反省をしっかり生かした。

 準決勝戦はハンデが重化。メンバーも位置的にもタフな戦いとなるが「湿走路なら、もっと直線を求めて、また調整。タイヤもしっかりさせて、スタートも頑張ります」とファイナル進出に意欲を見せた。