栗林神話がついに崩壊…。ドラフト1位ルーキー、栗林良吏投手(24)の開幕からの連続試合無失点記録が22で止まった。

 13日のオリックス戦(京セラドーム)は9回の土壇場で味方が同点に追いつき、8―8で迎えたその裏にマウンドに。しかし、3四球で一死満塁のピンチを招くと、ロメロからは三振を奪ったものの、最後はT―岡田にサヨナラの右前適時打を許して力尽きた。プロ初失点を喫して敗戦投手となり、記録は22で止まった。5月4日に新人投手の開幕からの連続試合無失点記録を14とするプロ野球記録を達成。6月10日には球団新記録の22を達成していた。

 栗林は「準備不足のような形で先頭打者に入っていけなかった。あのままゼロに抑えて引き分けで終わるのがベストでしたけど…。結果的に3四球で満塁にして一本という、一番ダメなことです。追いついて明日以降につなげられるところで雰囲気というか、いい流れを壊して申し訳ないです」と肩を落とした。

 7連敗で交流戦最下位が決定。佐々岡監督は奮闘してきた若き守護神に「(栗林で負けたら)仕方ないよね。ここまで22試合連続無失点か。もちろん責められないし、切り替えてまた頑張ってほしい」と声をかけた。