ヨットでの太平洋横断がゴール間近となっているキャスター辛坊治郎氏(65)が14日午後、ニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」に船上から電話出演し、ゴールまで「あと3日くらい」と報告した。現在、到着地の米サンディエゴまであと650キロ地点という。
番組に設けている“生存確認”テレホンコーナー「5時の辛坊です」で、スタジオの日替わりパーソナリティーの立川志らく、コメンテーター橋下徹氏とやりとりした。
現在の心境について「空も飛べるんじゃないかと思い始めている」「雲とか乗れそう」と話す一方で「何回死ぬかと思ったか。ゴールまで何が起きるか分からない。この先、コンブのでかいのがうじゃうじゃいるらしく、スクリューとられて動けなくなる可能性もある。コンブに座礁して動けなくなったらカッコ悪すぎる」。親交の深い橋下氏から「コンブに座礁することを期待している」「弔辞を用意している」とブラックジョークで激励され「勝手なこと言うな!」と元気につっこんでいた。
辛坊氏は13年に太平洋横断にチャレンジしたが、出港5日後にヨットがクジラと激突して沈没。海上自衛隊に救助されるという失敗に終わった。同年から再挑戦の準備を進め、今年4月9日、米サンディエゴを目指し、大阪府のヨットハーバーを出港した。