エンゼルスの大谷翔平投手(26)は14日(日本時間15日)に敵地オークランドでのアスレチックス戦に「2番・DH」で先発出場し、2回に中前打を放ち、5打数1安打だった。打率2割6分7厘。チームは5―8で敗れ、連勝は6でストップ。勝率5割に逆戻りした。

 敵地が沸いたのは1点を先制した直後の2回二死一塁だった。相手先発は左腕マナイア。昨年8月に対戦し、1打数無安打、1四球だった。初球のチェンジアップが外角に外れた2球目、内角のチェンジアップを捉えると詰まりながら中前に落とした。

 初回無死一塁はカウント2―2からの5球目、外角の直球を見逃し三振。1―7の4回二死一、二塁はカウント1―1から内角の速球を強く叩いたものの、二ゴロだった。

 7回先頭は2番手の右腕スミスと対戦。初球のカーブをフルスイングすると106マイル(約170・5キロ)の強烈なゴロは一、二塁間に飛んだ。しかし、大谷シフトの遊撃手アンドルスが捕球し、遊ゴロとなった。8回先頭は4番手の左腕ディークマンの初球、真ん中低めの95・8マイル(約154キロ)の直球を狙ったが二ゴロに倒れた。

 米大リーグ機構(MLB)がこの日、発表したオールスター戦(7月13日=同14日・コロラド)のファン投票の第1回中間結果で大谷はア・リーグのDH部門で52万6608票を得てトップだった。ファンの支持に応える18号が期待されたが、お預けとなった。