松岡修造(53)が24日、オンラインで配信された「VERY×テレビ朝日「でんぐり返しのその先に!」プロジェクト発表イベントに出席し「僕がダメ親父なのは…子育ての1番は、お母さんを笑顔にすること。それをするのが誰なのか? 僕らなんですよ」と自らを評した。

「でんぐり返しのその先に!」プロジェクトは、スポーツを越えた日常的な出来事から、体操の新たなムーブメントを生み出していきたいという思いから光文社「VERY」が考案。子供が、でんぐり返しした動画の募集を行い、10月にテレビ朝日系で放送される「世界体操・世界新体操 北九州2021」などで紹介するという。

松岡は「世界体操・世界新体操 北九州2021」でメインキャスターを務める。「僕も妻がいて、ジュニア合宿をするとお母さんを見る。誰よりもお母さんへの思いが強い」と、妻子を持つ身として、育成する児童、生徒の母親の存在の大きさを日々、感じていると語った。その上で「子供が3人いて、入れたのは体操教室。教育、姿勢、掃除…全てある。先生は話をする。難しいですが、動きから止まって聞くのがいい」などと、体操が子供の教育にとって、非常にいいものだと強調した。

さらに「でんぐり返しで、繰り返し前に行くと心も前に行く。スポーツ中継をすると、いろいろなことに関わることが出来る。勝った、負けたを伝えるのは1つ。そこまで何をしたかを伝えるのが大事」とスポーツ報道における持論を展開。「オリンピックも含めて、スポーツって何で感動があるかというと、勝った現場だけでなく、そこまでの失敗、挫折がある。成功談はすごいだけ、失敗に、すごい力がある。世界体操は、そこを見て欲しい」と強調した。この日は辻元舞(34)、「VERY」の今尾朝子編集長、「世界体操・世界新体操 北九州2021」の小林麻衣子ゼネラルプロデューサーが登壇した。