吉永小百合(76)の主演映画「いのちの停車場」(成島出監督)お客様御礼記念舞台が30日、東京・新宿バルト9で行われ、吉永をはじめ俳優、製作陣がSNSで募集したファンからの質問に“生回答”した。「壁にぶつかった時、悩んだ時は?」との質問に、登壇者の中でも若手の松坂桃李(32)と広瀬すず(23)は、正反対の回答をした。

松坂は「悩みに悩んで、大きな壁を、どう乗り越えようか落ち込んで、下がって…地につくくらい下がるんですよね」と語った。その上で「落ちて、落ちて、落ちて…ある意味、開き直りのところに到達したら、見えるものがある。よじ登っていくのか迂回(うかい)して越えるのか、という選択肢を取るんだと思います」と、基本的にネガティブシンキングから解決に向かっていくと説明した。

一方、広瀬は「私は…いったん、寝ます」と即答。「私は考えても、考えても…やってみないとな、と。行動して、改めて目の前にした時、次はどう思うかとか、ちゃんと、ずっと対面しないと、頭が働かなくて。いったん寝かせて、いろいろ考えたり、想像したり、自分なりに努力しようと思うんですけど、あとは、きっと時間が解決してくれるとか、すごく単純な思考で、そう思います」とポジティブシンキングぶりを披露した。

吉永も「私も、とても根アカなので、明日には、きっといいことがあるだろう、とにかく一歩、前に出て行こうというタイプですね」と語った。