フリーアナウンサー有働由美子(52)が9日、レギュラーを務めるニッポン放送「うどうのらじお」(金曜午後3時半)に生出演し、NHK時代の先輩、大越健介氏(59)が10月からテレビ朝日系「報道ステーション」(月~金曜午後9時54分)のメインキャスターに就任する件にふれ、「負けてられないぞ!」と話した。

有働はこの日、開幕が迫る東京五輪について話しつつ「そういえばオリンピックを楽しみにしていた大越健介先輩がNHKをお辞めになって、『報道ステーション』に行かれるというニュースがあって」と大越氏に言及。「(大越氏関連のことで)朝からそのメールがずっと入っていて。みなさんから。『大越さん、ウラ(番組)にいくね。大丈夫?』みたいな」と続けた。

最近、秋の改編期に向けて各局で新番組や人事などの発表が続いているが、有働は「今、テレビで改編(発表など)の時期じゃないですか。いろんな番組が惜しまれながら終わって、次の番組にいくのって、すごい活性化して、いいと思いますし」とした。

有働は現在、日本テレビ系「news zero」(月~木曜午後11時、金曜同11時半)のメインキャスターを務めており、「報道ステーション」とは一部時間帯がかぶっている。

大越氏はNHKに1985年入局し、有働は91年入局。有働にとって大越氏は、6年先輩にあたる。ただ、有働は18年春に独立したため、フリー歴は3年以上”先輩”となる。今秋からは、報道番組キャスターとしてライバル関係にもなるが「大越さん、本当に素晴らしいニュースキャスター。私、そんなに何回も番組ご一緒したことないんですけど、周りから信頼されるニュースキャスターだったから、私も楽しみにしつつ、もちろん、負けてられないぞ! 頑張るぞ! と思っております」と前向きに意気込んだ。

現在、民放地上波では平日午後10時台以降、「news zero」「報道ステーション」のほか、TBS系で小川彩佳がメインキャスターの「news23」(月~木曜午後11時、金曜同11時半)、フジテレビ系で同局三田友梨佳アナらがメインキャスターの「FNN Live News α」(月~木曜午後11時40分、金曜深夜0時10分)、テレビ東京系で同局大江麻理子氏らがメインキャスターの「WBS」(月~木曜午後10時、金曜同11時)が放送中。大越氏の参戦で10月から、夜のニュース番組バトルがさらに過熱しそうだ。