アイドルグループ「虹のコンキスタドール」が今月14日に結成7周年を迎える。メンバーの鶴見萌(24)、的場華鈴(20)、桐乃みゆ(20)がこのほど、本紙の取材に応じ、7周年記念EP「RAINBOW SUMMER SHOWER」やグループへの思いを語った。さらに、鶴見はグループのレベルアップのために、虹コン初の「合宿」計画も明かした。

 虹コンにとって「7」は特別な数字だ。「数字の『7』というのは『虹(7色)』にかかっているので、とても大事にしています」と的場は話す。

 今回のEPは7曲すべて新曲で「1曲目の『世界の中心で虹を叫んだサマー』は、虹コンの恒例である『夏曲』の7作目になります。『美味いものファンクラブ』はヒャダインさんのプロデュースです。いろいろな色のあるEPで虹コンの“いいところ取り”になっていると思います」(的場)という意欲作となっている。

 7周年には特別な思いがある。「本当にここまでいろいろあったなあ…と。ようやく、一番いい形で迎えられそうなのが本当にうれしいです」と言う鶴見はこう続ける。

「虹コンは黎明期が長すぎたグループで、その期間は4年ぐらいありましたね。メンバーの入れ替わりがめちゃくちゃ多いことで有名なグループで。その時は“一歩進んで二歩下がる”で、先も見えないような状況でした」

 また、的場も「メンバー全員が少し“メンタルよわよわ”な部分もあったので、なかなか自信を持てなかった」と苦労の連続だったと明かす。

 それが変わったのがこの2、3年。鶴見は「メンバーが抜けずに安定した活動ができて、みんなで同じ方向を向けるようになって。新メンバーが入ってもなじむ早さが尋常じゃなくって! パフォーマンス力も上がって、今が“超強い虹コンの完成形”と言えます!」とキッパリだ。

 今年4月に新メンバーとして加入した桐乃は「まさかこんなことを言っていただけるなんて…。7周年という素晴らしい時に加入したことで、責任重大です。毎日が学ぶこと多いし、頑張らなきゃいけないことが多いです」と喜びながらも、気を引き締めた。

 そんな虹コンは、次のステップについても思いを巡らせている。

「ちょうど(6月下旬に)メンバー会議があって。模索している途中なんですけど、今後どういうふうにやっていくのか。上に上がりたいという気持ちもありつつ、どういう気持ち、立場でやっていくのか探しています」(的場)

 虹コンの“弱点”も自分たちで把握した。

「虹コンってライブを多くやってきたんですけど、逆にライブに時間をかけていた分、基礎練習が足りなかった部分もあって。そういう部分もパワーアップしていきたいですね」(的場)

 虹コンパワーアップのために、鶴見が狙っているのは全メンバーでの「合宿」だ。

 鶴見は「ずっと言っているんですけど、虹コンで『合宿』をやりたいんです。7周年は一区切りとなると思うし、虹コンはインドア系の子も多いんですけど(学校で)私は硬式テニス部に所属していて合宿やったこともあって。『楽しいじゃん! ガンガンやろうよ』という感じなんです。でもほかのメンバーは合宿っていうと『怖い』っていうイメージがあるみたい(笑い)」と話す。

 的場が「疲れて泥のように寝ちゃうかも」と言えば、鶴見は「それも青春! はちみつレモン作っていこう!」と“体育会系発言”。最初は「ええー…」と言っていた桐乃も「ダンススキル上げるにはやっぱり合宿必要ですよね」と乗り気になった。この夏は虹コンの青春物語にも注目だ。

 ☆きりの・みゆ 2001年1月16日生まれ。埼玉県出身。ニックネームはみゆっぴ。元「WILL―О’」メンバーで2021年4月に虹コンに加入。特技は計量(手で測れるサイズのもの)。
 つるみ・もえ 1996年12月5日生まれ。東京都出身。ニックネームはもえちゃん。ドラマ、舞台、映画、バラエティー番組でも活躍中。
 まとば・かりん 2000年12月30日生まれ。埼玉県出身。ニックネームはかりん。虹コンのリーダー。ダンスが得意。