お笑いコンビ「品川庄司」の品川ヒロシ(49)とシンガーソングライターのEMILY(33)らが17日、都内で行われた映画「リスタート」の公開記念舞台あいさつに登場した。

 同映画は、品川が監督を務めた作品で、EMILYが主演を務める。

 同作はクラウドファンディングによる支援を受けながら、昨年の8月に撮影がスタート。今年の春頃に公開を予定していたが新型コロナウイルスの影響で延期となった。16日にようやく公開され、その心境を聞かれた品川は「昨日の舞台あいさつで泣きつくして、泣くならマスコミ入ってる時の方が良かったなと後悔している。(笑い)出演者の中にはバイトしている子もいて、この映画にかけてる演者もいた。クラウドファンディングで支援してくれた人も待っているという気持ちもあったのでこの日を迎えられて本当にうれしい限り」と感無量の面持ちを見せた。

 同作が女優としてのデビュー作となったEMILYは「昨日の舞台あいさつに監督と出席したが、私も泣いてしまった。新型コロナの影響で公開できるのかどうかも分からない状況だったので、なおさら感極まった。公開できたことがこんなにも幸せなことなんだと思った」と語った。

 主題歌の「リスタート」を歌っているEMILYは会場で同曲を熱唱。品川は「舞台あいさつでスポットを浴びるのは演者だけど、撮影を支えてくれたスタッフの方を思うとこみあげてくるものがある」と涙をこらえた。これにEMILYも目に涙を浮かべた。