ボートレース蒲郡の「サッポロビール杯争奪 蒲郡サマーナイト特別」は21日、最大のヤマ場となる準優3番勝負が行われ、最終日(22日)12Rで争われる優勝戦の出場メンバーが以下の通り決まった。

1号艇・須藤 博倫(43=埼玉)
2号艇・久田 敏之(40=群馬)
3号艇・宮下 元胤(38=愛知)
4号艇・飯山  泰(43=東京)
5号艇・照屋 厚仁(37=兵庫)
6号艇・川村 正輝(46=福井)

 準優3番は1号艇トリオが全て逃げ切り勝ち。優勝戦1号艇を手にした須藤は「バランスが取れていい調整ができた。乗り心地も良かった。出足は気に入ってますね。伸びで包まれることはない」と舟足にも自信を見せる。当地は2014年7月のGⅠ「開設59周年記念」を制しており、実績ある水面でV取りに挑む。

 一方、3号艇からVを狙っているのが宮下だ。準優9Rはインから先マイも飯山泰の差しがスボッと入りかける。だが、そこからバックでグイっと伸びて2M先取り勝利。2着の飯山が「自分も起こしから行き足は上位だけど、宮下君の足が良かったね」と脱帽するほどだった。

 宮下自身も「回ってからの立ち上がりはトップ級です。総合的に見ても上位級。乗り心地も問題ない。ペラは何もしてません。このエンジンは数字がないけど、いい足している」と仕上がりには満足している。

 その準優9Rでは節目となるデビュー通算500勝を達成。「地元で(500勝)できて良かったです。蒲郡はいつも取りこぼしていることが多いので、今度は地元で(デビュー2回目の)優勝がしたい。501勝目指すだけです」と地元Vに闘志を燃やしていた。