女優の野村真美(56)、シンガーソングライターの寺田もか(19)らが20日、大阪市内で公開中の映画映画「ある家族」の舞台あいさつに登壇した。

 2008年の児童福祉法改正で小規模住居児童養育事業として実施された「ファミリーホーム」の経営者と子供たちの姿を描く。

 この日未明、経営者を演じる俳優・川﨑麻世(58)が新型コロナウイルスに感染したと発表され、舞台挨拶を急きょ、取りやめた。

 野村は7月末に東京で舞台あいさつを行ってから、川崎とは会っていないそうで「大阪に来てからコロナだったと聞いてよく分かっていない。どう触れていいかも分からない。まぁ、大丈夫だろうと信じる気持ちです。東京でも『芸能生活45周年で初めての主演』と思いを語られていたので、さぞかし今日は残念な思いでいると思う」と思いやった。

 新型コロナウイルスをめぐっては、俳優の千葉真一さんがコロナによる肺炎で19日に亡くなった。

 20代のころに千葉さんと何本か一緒に仕事をし、千葉さんが創設したジャパン・アクション・クラブ(JAC)のメンバーに友人も多いことから、千葉さんと食事もしたという野村は「今朝、テレビで見て言葉がなく、胸が詰まった」とその死を惜しんだ。