女優の川上奈々美(28)が23日、東京・浅草ロック座で記者会見を行い、来年1月に自伝的小説と引退記念写真集を出版、渋谷ヒカリエで写真展を行うことを発表した。

 川上は「生い立ちからデビューのきっかけになった話。出会いだったり、、挫折だったり、そこからポジティブに開き直る感情なんかも書いてます」と紹介し、読んでもらいたい人として「何か自分を変えたいと思ってる人に見ていただければ」と話した。「特にマッコイ斉藤さんには読んでもらいたいですね。私の名前を世に知せてくれた人」とはにかんだ。

 川上は来年1月でのセクシー女優、2月にストリッパーを引退することを今年4月に発表済みだったが、この日は女優業としての改名が発表された。

「漢字をちょっと変えるだけなんですけど、私としては大事なことで心機一転が必要だった。(これまでは)すごく尖っているものがあったんですけど、ひらがなでまるくできたかな。『実る』という意味も込めて『川上なな実』に改名です」

 来夏にはドキュメンタリー映画「裸を脱いだ私(仮タイトル)」を完成させ、国内上映はもちろん世界の映画祭に出品するほか、女優としてハリウッド進出を目指す。

「引退までの1年間を毎日カウントダウンの気持ちで自撮りしています。10年間の習慣がなくなる自分に興味があって、自分をさらけ出す怖さもありますが、それを上回るワクワク感で今日も撮影してるんです」と用意したカメラを指差してニッコリ。

 なお、写真展や映画製作の費用はクラウドファンディングで募集を開始するという。