ボートレース下関の「九州スポーツ杯争奪戦」は25日最終日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇・森安弘雅(41=香川)がインコースから力強く逃げ切って快勝。2016年12月の宮島以来となる通算3回目、下関では初優勝を飾った。

 レースは枠なり3対3スタイルで始まった。スリットでは、これが初優出だった山田丈(22=福岡)がコンマ06のトップスタートを決めて舳先をのぞかせたが、イン森安がスタート後に鋭く伸び返して1M先取り。そのままバックストレッチで独走状態に持ち込んで圧勝した。

「初めての優勝戦1号艇だったけど、平常心でレースができたし、足も良かったです。伸び返す感じもあったし、いい仕上がりでしたね」と笑顔がはじけた。

 4年8か月ぶりという久々の美酒を味わった森安。今後のさらなる活躍も期待されるが、本人は「この勢いに乗って、しっかりA級キープですよ」と至って冷静。変わらず堅実な走りで奮闘してくれそうだ。