川口オートのナイターGI「第45回キューポラ杯」は28日の4日目、準決勝戦を行った。

 3連勝と快走した永井大介(44=川口)や前回覇者・早川清太郎(39=伊勢崎)の敗退と波乱もあったが、V候補の1人・青山周平(36=伊勢崎)は12Rをさばいて制し、29日の優勝戦へ駒を進めた。

「ヘッド周りを中心にセッティングを扱って、4日間の中で体感は一番良かった。レース足がいい」と手応えは感じ取っている。ただ「もう少し煮詰めたい。まだいいところが見つかっていない。でも(調整の)方向性は見えつつある」と話す。完璧でなくとも準決勝戦で1着が取れる状態にはある。さらに上積みなれば。2019年に続く2回目の大会Vも期待できそうだ。

 また、鈴木圭一郎(26=浜松)は準決勝戦11R、掛川和人(51=川口)を抜けず、2着で優出となった。「今節の中で一番良かった」というが「伸び返された。エンジンは下周りをバラしてクランクを点検する」と整備へ着手。立て直しなるか、優勝戦の試走の動きは要チェックだ。