嵐の松本潤主演の映画「99・9―刑事専門弁護士―The MOVIE」に出演予定だった元ラーメンズの片桐仁(47)は降板危機にさらされていたが、何とか回避に成功した。

 2016年にTBSで連続ドラマとして人気となり、18年には続編も放送された。今冬には映画版が公開されるのだが、最大の〝懸念材料〟と言われていたのが、パラリーガル役の片桐の存在だ。

 元相方の小林賢太郎氏がラーメンズ時代にホロコーストを揶揄するネタをしていたとして、開幕直前に東京五輪開閉会式のショーディレクター職を解任された。片桐も謝罪コメントを発表し、それと同時に降板危機と一部で報じられた。

 芸能関係者は「片桐さんサイドは『このまま出演して大丈夫か?』と製作サイドに確認を取ったそうですが、返ってきた答えは『降板しなくていい』でした。撮影は無事に終わっているそうです」と話す。

「99・9」シリーズの中で、片桐演じるパラリーガルは、弁護士役の松本の良き相棒で、作品の中での〝笑い〟を担っている重要な役どころ。それだけにファンからも心配の声が上がっていた。

「日本だけではなく世界を巻き込む大騒動になったのだから、出演可否の結論を出すのは難しかった。OKとなったのは主演の松本の意向が大きかったようです。これまで一緒にやってきた仲間であり、映画にも大事な存在という判断からでしょう」と制作会社関係者。

 映画でも2人の軽妙なやり取りが見られることになり、ファンもひと安心だろう。