米国のドナルド・トランプ前大統領(75)が、ボクシング会場で大演説を展開した。

 11日(日本時間12日)にフロリダ州ハリウッドで行われた元ヘビー級王者イベンダー・ホリフィールド(米国)とUFCの元ライトヘビー級王者ビクトー・ベウフォート(ブラジル)のヘビー級8回戦で、コメンテーターを務めるために来場。米メディア「TMZ SPORTS」によると、会場には3年後の大統領選でのリベンジを期待する「トランプ2024」のフラッグを掲げる支持者がいたのか、一部から「We want Trump(我々はトランプを求めている)!」のチャントが起こったという。

 これに笑顔で応えたトランプ氏は「私たちは私たちの国を愛している。ありがとう!」とあいさつ。また20001年の米同時多発テロから20年の節目の日とあり、タリバンの政権掌握を許した米軍のアフガニスタン撤退について「非常に悪い決定がなされたため、我々は暗い週を過ごした」と語り、暗にバイデン政権を批判したという。

 なお試合は、ホリフィールドが1ラウンド(R)TKO負けし、10年ぶりの復帰戦を飾ることはできなかった。