大相撲秋場所2日目(13日、東京・両国国技館)、荒磯親方(35=元横綱稀勢の里)が電話取材に応じ、新横綱照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)を絶賛した。

 照ノ富士は初日(12日)に小結逸ノ城(湊)を難なく寄り切って白星発進。荒磯親方は「心技体充実している、品格、力量ともに抜群じゃないですか。土俵入りから落ち着いていましたし、取組も落ち着いていましたし、本当に横綱、これぞ横綱という相撲を初日から見せていましたね」と感想を述べた。

 そんな荒磯親方が新横綱の際は「これを緊張と言うのかと。なんかこう緊張じゃない緊張というか、言葉に表せないような、そんな感覚にいたような気がしました」と、独特の感覚を味わったという。また、自身は新横綱の2017年春場所で優勝を果たしており「1勝は気分が違う? そう思いますね。もし、あそこで負けてるとどうなるのかなと思いますし。初日に勝つ勝たないでだいぶ違ってくると思いますよね。それぐらい大事な一番だったと思います」と語った。

 初日に正代(時津風)、貴景勝(常盤山)の両大関が敗れ、照ノ富士の優勝に期待は高まるばかり。これには荒磯親方も「皆様が思う通りじゃないですか」と〝V予想〟した。