大相撲秋場所2日目(13日、東京・両国国技館)、8月に田子ノ浦部屋から独立した荒磯親方(35=元横綱稀勢の里)が電話取材に応じた。

 この日は荒磯部屋の序二段西原、足立、谷口、序ノ口加藤が今場所最初の一番に臨み、序二段3人が白星発進。荒磯親方は「これからようやくスタートだなという気持ちですね」と率直な感想を口にした。

 土俵に立つ以上、結果を求められるが「まだ3人が10代ですから。もちろん勝敗も大事ですけど、それ以上に体づくりりっていうものに(重点を)置いている」と説明。さらに「今日もまた帰ったら一緒に相撲を見ながら、反省しながら、もちろん勝った相撲も反省するとこもありますし、いいところも確認することもありますから。その繰り返しだと思います」と語った。

 一方、弟子らの取組を見守った荒磯親方は「自分でやったほうがやっぱり楽ですよね」とポツリ。さらに「それを考えると人の相撲を見るっていうのは、昔から自分は緊張しますね。『どうなるのかな?』『どうしてくれるのかな?』とかね。稽古通りにいけるのかなとか、いろいろ考えることがあるからですね」と明かした。